家づくりのお金について
家づくりのお金を、建物だけで考えない。
家づくりを考え始めると、「建物はいくらか」「坪単価はいくらか」という数字が気になります。でも、本当に知りたいのは「全部でいくら必要で、その予算でどんな住まいができるのか」ではないでしょうか。
このページでは、YA Design.stdが大切にしている予算の考え方と、実際の取り組みをご紹介します。
01|家づくりにかかるお金の全体像
家づくりに必要な金額は、建物本体の価格だけでは決まりません。
土地や計画内容によって必要な費用は異なるため、金額の大きさだけでなく、「何が含まれていて、何が別途なのか」を確認することが大切です。
家づくりにかかるお金は、主に次の6つに分けて整理できます。
① 建築工事費
建物本体の工事や、キッチン・浴室など住宅設備にかかる費用。仕上げ材や設備の仕様・グレードによる金額の違いも含めて検討。
② 付帯・外構工事費
外構・植栽、地盤改良、造成、屋外設備などの工事費。空調・照明・カーテンも、住まい全体のデザインや使い勝手とあわせて計画。
③ 土地関連費
土地購入費のほか、仲介手数料、固定資産税の精算、上下水道の負担金、境界確認などにかかる費用。
④ 設計監理費
間取りやデザインの検討、設計図書の作成、見積り確認、施工会社との調整、工事中の工事監理など、設計事務所に依頼する仕事の費用。
⑤ 申請手数料・諸費用
建築確認などの申請費用、各種調査、登記、保険、印紙、住宅ローン関連の手数料など。
⑥ 入居準備費
家具・家電、引越し、テレビアンテナやインターネット環境の整備など、暮らし始めるための費用。
※必要になる費用や工事費に含まれる範囲は、計画内容や契約条件によって異なります。
02|設計と予算を、ひとつながりで考える。
家づくりでは、間取りや広さ、素材、設備など、ひとつひとつの選択が予算にも関わってきます。
そのため、設計だけ、予算だけと分けて考えるのではなく、全体を見ながら一緒に整理していくことを大切にしています。
ハウスメーカーで営業・設計・現場管理を経験する中で、家づくりは図面だけでは決まらないことを実感してきました。
予算や施工のことも含めて考えることで、暮らしに合った住まいが形になっていくと考えています。
YA Design.stdでは、設計者自身がプランと予算の両方を見ながら、何にお金をかけ、どこを調整するのかを住まい手と一緒に考えていきます。
03|家づくり全体を、一枚の予算計画に。
YA Design.stdでは、建物の工事費だけでなく、土地や外構、設計監理料、申請・諸費用、入居準備費など、家づくりに必要なお金を一枚の資金計画書にまとめています。
建物にいくらかけられるのかを考えるためにも、まずは家づくり全体でいくら必要なのかを知ることが大切です。
まだ金額が決まっていない費用も概算で見込むことで、全体の予算を把握できるようにしています。
計画が進み、見積りなどで金額が具体的になったときには、全体の予算を確認し、必要に応じて設計内容や費用を調整しながら進めていきます。
※掲載画像は費用項目と構成を示すサンプルです。画像をクリックすると拡大できます。
金額入りの資金計画書サンプルは、資料請求からダウンロードできます。
04|設計監理料は、何のための費用?
新築住宅の設計監理料(設計・監理を行う工事費の10〜12%程度)
設計監理料は、間取りやデザインを考え、図面を作成するためだけの費用ではありません。
設計監理業務には、プランの提案や図面の作成だけでなく、予算の整理や見積りの確認、施工会社との調整、工事中の現場監理まで、家づくりを完成へ導くためのさまざまな仕事が含まれています。
工事監理では、工事が設計図書のとおりに行われているかを確認し、必要な調整を行います。こうした設計や工事監理は、建築士としての専門的な判断と責任を伴う仕事でもあります。
YA Design.stdは、二人の建築士が共同で運営する設計事務所です。私たちは、ご相談から設計、予算の調整、現場の確認まで自分たちで担い、設計の意図が実際の住まいに反映されるよう、完成まで関わっていきます。
設計監理料の金額だけでなく、その費用にどのような仕事が含まれ、誰がどのように関わるのかを知っていただくことが大切だと考えています。
※工事費には、YA Design.stdが設計・調整・監理する外構や設備工事も含みます。
※設計監理料には一般的な木造住宅の構造設計費用を含みます。
(特殊な構造や、通常以上の構造検討が必要となる場合は、別途費用が発生することがあります。)
※確認申請等の行政手続きに関わる手数料は別途必要になります。
05|何を削るかより、何を大切にするか。
家づくりのご希望を伺うとき、私たちは「何がほしいか」だけでなく、「なぜそうしたいのか」も大切にしています。
例えば「広いリビングがほしい」という希望にも、家族でゆったり過ごしたい、明るく開放的に暮らしたいなど、さまざまな思いがあります。
予算に合わせて計画を見直すときも、最初に伺った思いに改めて立ち返ります。面積を増やす以外にも、間取りや窓の取り方、空間のつながり方など、設計で工夫できることがあります。
素材や製品の選び方、使い方を見直すことも、費用を調整する一つの方法です。
もちろん、すべての希望をそのまま実現できるとは限りません。だからこそ、何を削るかを先に決めるのではなく、希望の本質を考え、実現方法を工夫する。 納得できる選択を、一緒に重ねていきたいと思っています。
